斜陽街メモ
構築体 17/12/01
シズカの帰る場所。
それは言葉の中であり、
この電脳の言葉の海は、
シズカの海なのかもしれません。
終点 17/11/24
夜羽の旅の、今回の終わり。
またどこかに行くかもしれないし、
そうでないかもしれないし、
夜羽は気まぐれです。
探求人 17/11/17
本屋と呼ばれる彼女。
言葉のあるべき姿、
編まれる物語の行く先。
静かに探究する本屋です。
壊交流 17/11/10
壊れたものを直して。
壊れた姿が本当だったら、
言葉をつなぎなおすのは余計なお世話なのかな。
有無 17/11/03
羅刹の心に彼女は深く。
彼もまた、心を持っていると思うのです。
言葉が足りなくても、届くもの。
蛇 17/10/27
穏やかだけども底冷えのする青年の声。
能面における蛇の面は女性だったかな。
恐ろしい形相の面だったと思うのです。
陰陽 17/10/22
あることないこと。
陰と陽は混じることなく背を向けて。
心地いい距離をとることが、
また、陰と陽の関係。
大太刀 17/10/13
春の山で、大太刀を構えて戦ったのは。
アキが懐かしく思うのは。
雛鳥 17/10/06
彼らのブレンドは独特。
イメージをブレンドするやり方です。
生まれる前の雛鳥のイメージ。
誰も知らない卵の中。
感動 17/09/29
言葉が通じることなどを、
感動は越えていく。
感じること。
言葉を尽くしても伝えられないところを越えていく。
歪曲 17/09/22
言葉が通じないのはストレス。
だから、通じた時はうれしいんじゃないかな。
水辺 17/09/15
ノゾミとジジの住むところ。
覚えてる人はそれでいいし、そうでなくてもいいです。
言葉の帰る場所。
言葉の海の果て。
書棚 17/09/08
本屋の幸せ、執筆できる幸せ。
それを誰かに読んでもらいたいけど、
そこまではいまいちできない、もどかしさ。
風船 17/09/01
電波をボロビルで操る男。
見てくれは風船。
膨らんだ男。
幸福感 17/08/25
言葉のない町を満たす幸福感。
恐れも憎しみも、そんなことはかけらもない。
原始的なそれ。
不可視 17/08/18
見ることのできない刀。
存在することをありありと感じる。
何万もの言葉で尽くされた、殺気。
極楽 17/08/11
言葉で表しきれない極楽浄土。
ただただ良き地であること以外わからないところ。
言葉を持っていけば、
極楽への道はただただ遠く。
水没 17/08/04
言葉の洪水で水没した都市。
それは、雨のような物語だったり、
心を潤す水にもなりえたのかも。
宣託 17/07/28
占い屋のマダムの宣託。
あとで何されるか分かったもんじゃないですけど、
占い屋はそもそも占いが仕事の気がします。
花咲 17/07/21
花を咲かせる勇者。
何処にいるかはわからないけれど、
きっとどこかに。
伝心 17/07/14
心が心地よく通じること。
言語の問題も越えて。
いつかそんなことが日常になるのかな。
在処 17/07/07
ここではないようです。
何かを守るような白。
音もなく、痛みもなく。
出版社 17/06/30
雨と本。
過去にも書いたかなと思うのです。
雨が降る程度の新刊。
心を潤す読み物。
電波局 17/06/23
世界設定は比較的現代より。
今の世の中も電波が見えたらうるさいだろうな。
探偵の勘は、ハイテクじゃないですけど、
そんな電波を歩くには、いいのかもしれないです。
無痛 17/06/16
痛みも言葉もない町。
穏やかな町。
ある種のユートピア。
天狐 17/06/09
狐面の少年。
すべてを捨ててきたと語るだけですが、
面に隠したいろいろがあると思います。
以前狐面がトレードマークの少年を書いたりしましたが、
どこだったかな。
禁猟区 17/06/02
生きとし生けるものが生きてもいい場所。
電脳内ではありますが、
彼女たちはそういう場所を見つけたのです。
聖域 17/05/26
魔王を封じているのは、
魔法よりも、言葉。
言葉が魔王を隠し、
隠しているから倒すこともできない。
矛盾です。
世界樹 17/05/19
花術師のおばあさんの知らない植物。
いまだ、言葉でしか知らない植物。
その植物が本当にあるかは、さておき、
知識として知っていたら、触れてみたくもなるものです。
御伽噺 17/05/12
砂賊の末裔。
ずっと以前に砂賊の話を書いたことがありますが、
砂漠というと、砂賊の彼らを思い出すのです。
覚えてる人いるかな。
若女 17/05/05
能面の少女。
電脳娘々は、少女の言いたいことがわかるようです。
会話というのかはてさて。
白城壁 17/04/28
夜羽の旅はどこへでも。
言葉が表現できるところならば、
言珠とともにどこにでも。
浮言葉 17/04/21
自分オリジナルのイメージじゃないなぁという反省。
漂う言葉を捕まえて、
物語に変える。
やみつきになる執筆です。
端末 17/04/14
うるさいほどの情報。
視覚に聴覚に、その他の感覚に訴えるもの。
片付かないプライベートルームに似た何か。
記号 17/04/07
言葉というものが生まれる前。
そこには記号がある。
言葉は高度なものなのかな。
能面 13/10/25
面が本体なのか、
肉体が本体なのか。
紙片 13/10/18
メモに残らないけれど、
楽しい時間はあった。
言葉が少なくても、
彼らは楽しかった。
討伐 13/10/11
まっすぐすぎる勇者アキ。
アキの救いはなんだろう。
空間 13/10/04
空間をある種ショートカットさせる職。
そういう職に就いている方が、静かな空間を愛するのかな。
余興 13/09/27
螺子ドロボウの余興。
ピエロとの間に、言葉はなかった設定です。
翻訳 13/09/20
本当にこうなったらいいなぁ。
言葉って難しい。
認識 13/09/13
見えると認識すること。
見えないということ。
言葉が及ぼす影響を感じられるか否か。
書物 13/09/06
琴乃と書物。
表現できない斜陽街の空。
琴乃はまだ未熟な物書きでもあります。
電波渦 13/08/30
電波のうるさい町。
誰一人目を合わせて話していない奇妙な町。
静寂 13/08/23
白から生じたような静かな町。
どうも、声が一つもないようです。
不自由ないのかもしれないですけど。
野良狗 13/08/16
狗の面をかぶった、
野良狗という男。
どうも声は男らしいですけど。
面がすべてを語るわけでなし。
値段 13/08/09
誰かになれるのならば。
価値は誰かになれるか否かだけかもしれない。
しかし、言葉に値段ってどうなんだろうなぁ。
賢皇帝 13/08/02
賢者ならぬ賢皇帝。
勇者と言葉を交わしたかった。
友になりたかった。
実はさびしがりなのかもしれません。
油 13/07/26
油を売る。
言葉は人のなかの油かもしれない。
まぁ、そんな気持ち。
曲芸 13/07/19
タイトル曲芸なのに、外の描写の方が多かったな。
カラカラのサーカス。
砂漠のサーカス一団。
大都市 13/07/12
電脳世界の大都市。
言葉が通じれば、結構できそうな気がします。
言葉の壁は、意外と大きい。
相談 13/07/05
砂屋って、涼しげに感じるのは何でだろうか。
風鈴の所為だろうかと考える。
新店舗 13/06/30
ことのは堂。
久しぶりに斜陽街に店舗が増えたような。
琴乃をよろしくです。
会話 13/06/21
会話の阿吽。
いつも話していないと、つかめないもの。
勘だけではありません。
無声 13/06/14
声のない町。
どうやって行きついたか、わからない町。
野太刀 13/06/07
大ぶりの太刀のことを野太刀というそうです。
それから、面。
さてどんな話になるやら。
火酒 13/05/31
いわゆるウォッカのようなものを、
火酒というのかな。うろ覚え。
ただ、ガツンとくる応援って、
言葉の火酒と思うのです。
勇者 13/05/24
純粋でまっすぐなアキ。
勇者アキ。
そして、魔王。
雪晶花 13/05/17
言葉が石になったもの。
言珠と似たものですけど、
砂屋はこれを砕けないのです。
砂漠 13/05/10
螺子ドロボウの性格がちょっとかわった気がしますけど、
友人が螺子師だけというのは、たぶん本音だと思います。
電脳塔 13/05/03
バベルシステム。
言葉が通じるシステム。
世界の人と話ができたら、それはすてきじゃないかな。
言珠 13/04/26
言葉の珠。言珠。
言葉にまつわる色々な話が書ければいいなと思います。
今回も、斜陽街の話が、はじまります。