おわりに
ネネの物語はこれでおしまいです。
一本の線の上を、
多分ネネは不器用に、
それでも一生懸命わたってくれました。
伝えたいことがちゃんと言葉になっているか、
それはいつも考えることですけど、
言葉にならないから、小説を書く。
そんなことも思います。
誰かの心の中に、
きれいな朝焼けのような気分が残ったら、
それでいいなと。
それ以上は望まないと、
そう思うのです。
言葉にできない、笑顔が浮かぶような感じ。
多分目指すのは、そこかなと思うのです。
これからも精進します。