ネオ水戸シティからメモ

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036 命の味
農家の質が変わってしまっても、
誰かと食事をとることの大切さが変わらない時代。
変わるもの、変わらないもの。


035 思いをはせて
植物が狂暴になっていなくても、
何かの命を食べて生きていると思います。
しょっちゅう命のことを思うと、その重さに潰されそうだけど、
誰かがこの食事に尽力してくれた。
それを心に置くだけで違うんじゃないかな。


034 朝は来る
布団について。
多分ミトの用意したお布団はいいお布団。
しっかり綿が詰まった寝心地のいいお布団は、
植物が敵でなかった頃の夢を見るんじゃないかな。


033 どこからどこへ
アキの夢と垣間見えた過去。
開けない扉。
また開かれない過去。


032 わからないこと
わからないこと。わかってほしくないこと。
すべてを理解するなんて無理だから、
わからないままでいるのが、たぶん人間。
人間らしいのは、わからないことがあることかもしれない。


031 困ったときには
誰かを頼ったり。或いは頼られたり。
そういうバランスの取れた人間になりたいですけど、
大人のほうが、頼る頼られるのバランスが難しいなと思うのです。


030 それなりの契約
一応契約成立。
多分、アキは自分が思うほど大人でもないし、
アキの芯に近いところは、子供っぽいのかも。


029 ミトの依頼
依頼は水戸シティのデータあつめ。
アキはいろいろ信じやすくて、
傍から見ると危なっかしいかも。


028 ご隠居
わかりやすいミトの正体です。
猫型サイボーグというか、
猫型ロボットではドラえもんですね。


027 ネオ西山荘
ヤシチのイメージが少年なのは、
渋いヤシチを描けないのと、
おそらく、ゆらふるべという漫画の所為かな。


026 ゆがんだ感覚
感覚の意味はこの後の話で言いますけど、
竹林に古民家は、
昔、西山荘に行った時の思い出です。


025 快楽
快楽というものは、自分を構築するうちの、ほんの一部。
たくさんの快楽でない情報もこみで。
生きているってそういうこと。


024 酔いの森
大きな森の中の歓楽街。
怪しさバリバリ。
怖いけど、魅力がある町なんだけど、
伝えきれないなぁ。


023 混沌の歓楽街大工町
芸術館から遠くはないところ。
舞台になった大工町は、
やっぱり混沌としています。
今もそうかな。


022 夜を待つ
水戸の珍妙な塔。
地元民は何だこれと思った。
今でも何だか分かんないけど、
映像で一発で水戸とわかるものにはなったなぁ。


021 吸血鬼オギン
オギンはやっぱりセクシーでなくちゃ。
思ったけど、表現が足りないなと思った。
精進します。


020 椿の夢
燃える椿、彼女の王国が燃える。
植物が狂ったようにはびこる世界で、
この舞台だけこの時だけ、
椿姫の王国。


019 椿姫の絶唱
オペラの椿姫の舞台というより、
椿の姫の舞台。
彼女の王国。


018 芸術を求める
椿姫。
アキの知らない物語。
花の名前を冠したオペラ。


017 現代アーティスト
好きな芸術、嫌いな芸術。
アキにしてみれば、
世界を覆う植物に屈服するようなのが嫌なのかも。
現代芸術が、そういうものばかりではないと思います。


016 水戸芸術館
中心街の説明ばっかりになっちゃったな。
この物語がいつまで連載できるかわからないけど、
連載が終わるころには、
この物語もあり得なかった過去になるのかも。


015 車に乗って
エコカーがちょくちょく出てくるのは、
地球を守れという一派が幅を利かせていたり、
エコの車が安価で売られていたりする、という裏設定。
むしろガソリンの車のほうが、プレミアで高いです。


014 誰の声
わかりやすいですけど、
誰かの声。
まぁ、そのうち。


013 お仕事手続き
水戸はこの物語において、
時代遅れの町というイメージです。
地方都市は多分、特色豊かに、
それぞれの道を行っているのですけど、
水戸は取り残されたイメージです。


012 ぷつりと
命が消えるのはぷつりと。
大災害を越えて、
価値観が変容した世界で。
命は儚い。


011 怖い男とその笑みと
殺すことが免許制で、
死体は山や森へ。
それが当たり前の職業。
それは怖いのか。
それとも。


010 武術師
いまいちとらえどころのない彼。
ためらいなく殺すのに、
アキには殺しをさせてはいけないという、
彼なりの流儀があるようです。


009 殺しと出会い
アキはアキの中で、
芸術というものを崇拝している節があります。
芸術の敵はアキの敵。
ただ、アキの中でどういう芸術を良しとするかは、
いまいち偏っている気がします。


008 主義主張
ものすごく乱暴に言えば、
植物を受け入れるか、植物に反対するか。
主義主張は乱立してて、
みんな正しいとわめいている。
アキはそういうのとか、政治とか、からっきしです。


007 木漏れ日の下
物語の中でちらっとありましたが、
薄い設定として、
首都は壊滅状態になって、
地方にいろいろ分権していって、
地方都市のほうが賑やかだったりします。


006 水戸市役所
この物語の前半は、東日本大震災の前に書かれました。
本当の水戸市役所は、震災の後、使えなくなっています。
物語の中では、しぶとく使われているようです。


005 呪術的な
花術師は、得体のしれない化け物に対する、
呪術的なものにも見えるのかなと。
悪魔を払う聖職者とかより、
もっと原始的なもの。


004 きりとる
花術師は花を刈る。
凶暴になった植物だから、
狩るのほうが近いかな。
花の感覚を聞き、先回りして花を狩る。
そうしないと、人々は生きづらくなっているのです。


003 花術師
花を扱う職業、花術師。
花といっても毒があり、
この世界ならではの変わった職業です。


002 人のネット
肉体が植物化することから逃げるため、
人は機械になっていく。
サイボーグやネットワーク。
もう、この段階から好きなものを詰め込んでいます。


001 緑に呪われた
更新再開はじめの物語です。
アキの物語。
斜陽街を読んでいる方はおなじみの名前です。
斜陽街と直接つながってはいないですけれど、
水戸のアキの物語になります。
どんな物語になるか。
書き終わってないので自分でも楽しみです。