君は重そうな鉄の扉を開けた。 重そうにみえたが、案外簡単に扉は開いた。 そこは…見渡す限りの草原… 赤い屋根に白い壁の家が、ぽつんと立っている。 絵本の1ページのような光景であった。 その家の方から、誰かが呼んでいるような気がした。 草の群れが風にたなびく音に紛れて、よくは聞こえない。 どうする?
別世界の事と割り切り、扉を閉める 呼んでいるらしいので、行ってみる